兎肉


ピーターラビットを何回か読んだ記憶があります。親にも本気で殴られた事がないようなクソガキの頃の話ですが、「休日の暇潰しにはピーターラビットが最適」と一定の趣味を持って本をチョイスしていました。
内容について一番よく記憶しているのは、人間の狩人に捕まりそうな時の兎たちが発する「怖がる兎の定型文」的なものです。
ピーターラビットの作中に登場する「追われる兎たち」は、物陰への潜伏に際して自分が感じている恐怖を消化する為に、「あいつらに捕まったら〇〇にされちゃうよぉ〜〜〜!!!怖いよぉ!!」「しっ!静かにしてよ」という、片方が恐怖のあまり「捕まったらこういう料理にされてしまうんじゃね?」と予想してビビり、もう片方が黙らせる、というやり取りを互いに役割を入れ替えながら必ず挟んできます。このくだりはもう本当に必ずと言っていいほどの率で挟まれるお約束で、追われる兎が1匹しかいない状況でもモノローグの中で(あぁ……近づいてくる……このままだとベーコンエッグにされてしまうよぉ〜〜〜!!!)的なやつが挟まれる始末でした。

 

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劇団綺畸2016年度新人公演

『無題、あるいは歪曲するガラスケースの寓意。』

作 中石海    演出 野口瑞貴

3/18(土) 19:00

19(日) 14:00/19:00

駒場小空間

全席自由席

予約不要・カンパ制

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