捨てられない
今回のブログテーマでもある「子供の頃に好きだった本」といえば。
『うさぎのくれたバレエシューズ』という南塚直子さんの描かれた絵本が忘れられません。
バレエを5年習っているのにどうしても上手くならない女の子の元にある日、うさぎの靴屋からバレエシューズが届き、そのお礼に一緒にうさぎバレエ団の30名(30匹?)に渡すバレエシューズを作ってあげて、その出来上がったシューズを履いたうさぎバレエ団と一緒に貰った不思議なバレエシューズを履いて踊ると、なんとくるくる花びらのように踊れるようになり、現実に帰ってから裸足になっても、その不思議なバレエシューズの力は借りていないのに上手に踊れるようになっていました、といったお話で、幼い私はとても感動しました。
絵も温かみが感じられてとても素敵で、今読んでもドキドキしてしまいます。
バレエを習いたい、習いたい、と毎日思ったあの頃を思い出します。
まあ、結局バレエは習わずにピアノを習い始めたんですけど。
あの時バレエを習っていたら、もしかしたら違う今があったのかもしれないな、と時々思います。
そう思うと、このボロボロの絵本がどうしても捨てられないんですよね。
小島
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劇団綺畸2016年度新人公演
『無題、あるいは歪曲するガラスケースの寓意。』
作 中石海 演出 野口瑞貴
3/18(土) 19:00
19(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
予約不要・カンパ制
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