終演しました。

とうとう新人公演がおわりました。長かったような短かったような。個人的には、ものすごい後悔があるわけでもなく、ものすごい達成感があるわけでもなく、やり残したこととやり切ったことが半分ずつ、どっちもちょうどよく自分の中に残っている、そんな感じ…

嫌なやつ

「将来はなにになりたいの?」という、大人が子どもに聞くあの質問。あの質問に対して、なんとなく空気を読んで答えてしまう、嫌な子どもだった。深いことは考えずに好きに将来を想像すればいいものを、将来というものの途方もなさへの遠慮から、それがなん…

想稿・銀河鉄道の夜

私が初めてやった劇は、「想稿・銀河鉄道の夜」。当時まだピヨピヨの12歳(公演の時には13歳になった)だった私が当初イメージしていた演劇はよくあるロミジュリだったり白雪姫だったり、要はお姫様とかが出て来て、可愛いメルヘンな衣装を着て、わざとらしく…

えんげき

もともと、声のお芝居の勉強をしていました。そこでお芝居の楽しさを知って、じゃあ、演劇はどんななんだろう、とか、演劇の何かが声のお芝居に役に立つんじゃないか、とか考えて演劇を始めました。とっても軽い気持ちです。 でも、いざ始めてみると、演劇っ…

さんさいじ

演劇を始めた理由………う~ん、楽しいキャンパスライフを送りたかったからカナ? (´>ω∂`) 幼い頃、大学生になったらなかば自動的にキラキラした華のキャンパスライフを送っていると思っていたけど、あれれ~、寧ろ道を踏み外してしまっている(>_<) あまりにも…

劇団に恋

惚れっぽいです。あと、帰属意識が強いです。身の回りの人、もの、すぐに愛着が湧いてしまいます。逆に仲間意識が強すぎて排他的になりがちなのが、自分の欠点だなって思います。 そんな風に見えないかもしれないですけど。どんな風に見えてるんですかね。あ…

「世界」は劇場に収まるか

「世界」は劇場に収まるか。 地下二階の寒々しい演劇練習室に、劇の「世界」は収まるか。あるいは観客の「世界」は?あるいは俳優の「世界」は?日本とアメリカとその他の色んな国を寄せ集めたもの、という意味での「世界」は? 国営劇場の大ホールになら収…

Just because.

演劇経験がないと言うと、必ずと言っていいほど何故綺畸に入ったのか訊かれます。綺畸入団までは演劇と無縁すぎる人生を歩んできました。演劇のえの字もわからないし、観劇も他劇の公演が初体験。では、何故演劇を始めたのか。正直な話、自分でもわかりませ…

演劇との出会い

私が演劇を始めたのは、高校1年のときです。 中学の時に部活で色々ありすぎて、高校では 絶対中学とは違う部活に入ろうと思い、 考えてたどり着いたのが演劇部でした。 部員数4,5人の小規模な部活でしたが、雰囲 気もよく、「演劇部いいかも」と、初めは軽 …

ぱにゃにゃん

今回は、演劇を始めた理由 というテーマです。 私にとって演劇は未知の世界でした。中学にも高校にも演劇部がなかった上に、地方に住んでいて有名な劇団の公演を観に行く機会もなかったので、私にとって演劇という分野はすごく遠い存在でした。だから逆に興…

おおのりお!あなたはどうしてのりおなの?

こんにちは、のりおことほりぞのりおです。ほりぞのりおっていう名前なので、のりおと呼ばれています!笑 私、ロミオとジュリエットがめっちゃ好きなんです。きっかけは中学校の時、テレビで初めて羽生結弦選手の演技をみたときです。その演技のテーマがロミ…

物語の中のお洋服

大学生になって演劇のサークルに入ったのは演劇の衣裳を作ってみたかったからです。 お洋服は好きですが、単なる服以上に、演劇や映画などの「衣裳」というものが好きです。中でも普段には到底着れないような、現実離れした衣裳が特に好きです。より物語の中…

きっかけ。

演劇を始めた理由として、それらしいものを私は持ち合わせていません。私たちの学校では、文化祭のクラスの出し物で演劇をするのが通例だったからです。 そこで、演劇を続けた理由を考えてみました。すると、劇団綺畸に入団した理由は容易に話せるけれど、そ…

なんとなく

演劇を始めた理由。いろいろとこじつけてはみようとしたのですが、どうもしっくりきません。 特別演劇が好きだったわけではありません。なんとなく高校の演劇部を見学して、なんとなく楽しそうだなと思って、なんとなく入部して。深い理由なんてありません。…

消える光をずつと見る

演劇は、舞台上で起こることは、起こったそばから消えてゆく。そして舞台も公演が終われば材木に戻る。ぜんぶ消えてしまうものが限られた回数だけ外に開かれる。だから観に行くような、そんな気がする。 文芸をしている。書かれたものは読み返すことでじわじ…

タイトルが思いつかないことは往々にして起こり得る

劇団綺畸に入った理由は自分でも良くわかりません。 私の友人に演劇系の大学に進んだ子がいまして、その子に感化された様な気もします。私は舞台観劇が好きで、好きな俳優にお金を使う日々なので、その好きな舞台俳優の見ている世界を少しでも知りたかった様…

アンパンが一番安かった。

中学一年生の春でした。 新しい生活が始まることにわくわくしていた私は、購買でパンを買えちゃうことにもわくわくして、お弁当をしっかり食べたにも関わらずアンパンを買ってみちゃったりして。中1の胃袋には多かったんですよね。 演劇部の仮入部に行ったら…

私ね、彼氏いるの。妻子持ちの。

こんな事を言うと、何なめたこと言ってんだよ、と思われそうですが、 昔から、演じることが、好きでした。 トイレとお風呂をステージに、一人芝居を延々と演じていました。演じている間は、何にでもなれた。自分のなりたいもの、何にだってなれたんです。 今…

ちょっと、ここで、一旦。「…あの、」

▼▼ あなたが演劇を始めた理由は何ですか? …え? どうしてですか? …いや…んーっと…なんとなく…かな? いやいやそれじゃあ答えになってないでしょう。 えー…強いて言うなら… 強いて言うなら? …自分が存在している意味が分からなくなったから? うん? 自分…

無題、あるいは。

何も覚えていないのに、 なぜだか好きな本がある。 かいじゅうたちのいるところ は、私にとってそんな本だ。 あらすじはおろか、主人公の少年の名前さえ覚えていないのに、かいじゅうたちのいた島、あの島が、とびきりミステリアスでエロティックで、好奇心…

『夜と霧』× 「わたし」=???

高校生が「こども」であるかどうかは物議を醸すところではあるが、実年齢的にも精神年齢的にも未だ「おとな」の自覚のない私としては、その対義語としての「こども」に現在でも当てはまると曲解してこの本を選ぶ。 V.E.フランクル『夜と霧』 先にも触れたが…

6帖のガラスケース

小学1年生の頃。教室にあった図鑑が好きでした。 滅多に行かない海のお魚とか。山の動物とか。あ、これ通学路に咲いてる花だ。とか。綺麗な見た目なのに毒マークがついている生き物にびっくりしたりして。飽きることなく眺めていたのを覚えています。 外に出…

想像すること

子供のころ好きだった本、というテーマを聞いて、一番に思い浮かんだのはバーネットの「小公女」です。説明不要なくらい有名な物語ですが一応説明しておくと、セーラ・クルーという大金持ちのお嬢様が突然一文無しになり、それまで生徒だった寄宿学校の召使…

シルクの靴下

あしながおじさんが好きでした。小説の中に出てくるものって、どうしてあんなにキラキラしてるんだろうって思います。例えば、あしながおじさんの中に出てくる、シルクの靴下。初めて読んだとき、シルクの靴下って響きに、きっと、お姫様が履くような靴下な…

仲良し友達お知り合い

図書館では窓際の席に座りたい。そこで外を眺めながら、本を読んだり勉強したりするのが好き。ある時ふと窓の外に目をやると、見覚えのある後ろ姿が正門へと帰っていくのが見えた。別に特別仲が良いわけでもないけど、何故だか急に、「あの人と一緒に帰りた…

兎肉

ピーターラビットを何回か読んだ記憶があります。親にも本気で殴られた事がないようなクソガキの頃の話ですが、「休日の暇潰しにはピーターラビットが最適」と一定の趣味を持って本をチョイスしていました。内容について一番よく記憶しているのは、人間の狩…

捨てられない

今回のブログテーマでもある「子供の頃に好きだった本」といえば。『うさぎのくれたバレエシューズ』という南塚直子さんの描かれた絵本が忘れられません。 バレエを5年習っているのにどうしても上手くならない女の子の元にある日、うさぎの靴屋からバレエシ…

おジャ魔女どれみになれなかった少女の話

こんにちは、制作・小道具1年の堀苑です。今回のテーマは、子供の頃好きだった本らしいです!! 私が好きだった本はこいつです! 「森は生きている」作:サムイル・マルシャーク 世界の名作集みたいなやつのひとつだった気がします。この本、サンタさんからの…

本棚=宝物箱

文字を読めるようになった時から本が大好きでした。父が読書家だったもので家には腐るほど本がありましたし、ねだれば本ならいくらでも買ってもらえました。加えて小さい頃は時間もたっぷりありましたから読書好きになるのは必然だったのかもしれません。し…

懲りずに深夜テンションです

虹の端にたどり着いた人間は、妖精の世界に行くか金貨がいっぱいにつまった壺を持って帰るか選べるんだそうです。フェアリーレルムで読みました。けっこう夢中になって読んでいました。四年生くらいだった私は、もし虹の端に行けたら妖精の世界に行きたいな…