えんげき
もともと、声のお芝居の勉強をしていました。そこでお芝居の楽しさを知って、じゃあ、演劇はどんななんだろう、とか、演劇の何かが声のお芝居に役に立つんじゃないか、とか考えて演劇を始めました。とっても軽い気持ちです。
でも、いざ始めてみると、演劇って難しいです。声のお芝居も演劇のお芝居も同じ芝居なんだからそんなに苦労しないだろうってナメた考えが最初はあったんですけど、全然違いますね。不器用なので、声のお芝居は声のお芝居、演劇のお芝居は演劇のお芝居ってなかなか割り切る事が出来なくて、よく悩みます。
演劇って、楽しいと思える瞬間は確かにあるんですけど、苦しむことも多くて、でも今まで散々甘やかされてきた私にとってこんなに苦しいことって初めてだから、苦しいって感じることも含めて楽しいです。
最近よく思うのが、人って結構、動機だとか根拠だとか、無意識に嘘をついてしまうんだなって思います。ていうか、なんだろうな、無意識の行動に自分を納得させる為に後付けで理由を付けて、その理由が最もらしいから自分自身そうだと思い込んでしまう。みたいな。
だからきっと声のお芝居がどうだとか、多分これも後付けの理由に過ぎないんです。気づいたら演劇してました。本当に演劇を始めた理由はもうよく分からないです。
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劇団綺畸2016年度新人公演
『無題、あるいは歪曲するガラスケースの寓意。』
作 中石海 演出 野口瑞貴
3/18(土) 19:00
19(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
予約不要・カンパ制
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